子連れ海外旅行

子供も大喜び!マレーシア、ボルネオ島でリアルジャングルクルーズ♪

2015年夏休みに、マレーシアのボルネオ島に行ってきました。

成田空港からの直行便を利用してコタキナバルへ。

コタキナバルからは国内線やスピードボートで島を大移動し、スカウでのリバークルーズとポンポンアイランドを満喫してきました。

これまで子供連れで出かけた海外旅行の中では、間違いなく冒険度No.1!

この記事では、スカウ村でのリバークルーズを紹介します。

 

コタキナバルからスカウへ

 

ボルネオ島の玄関口、コタキナバルから今回滞在するスカウへは、国内線でサンダカンに飛び、そこから陸路で2時間以上かけて移動します。

陸路の移動が多くなる今回の旅行は、ボルネオ島専門の旅行会社にツアーを組んでいただきました。

サンダカンからスカウへの道のりは、どこまでもどこまでも広がるプランテーションのヤシ畑の間を抜けていきます。

本当に、永遠に続くのではないかというくらい、ヤシ、またヤシ。

これから訪れるスカウはマレーシアで2番目に長いキナバタンガン川の流域にあります。

島の人々の生活を支えるプランテーションは、野生動物たちの住処を狭め、その結果、動物たちは食べ物を求めて川岸近くに現れるようになりました。

皮肉なことではありますが、村の周辺はほかの地域よりも野生動物に出会いやすくなったそうです。

途中で牛の群れと遭遇しました。

これはもちろん野生動物ではなく、家畜として飼われているものです。

牛たちの歩みに合わせ、車もスピードを落とします。

彼らがみな、目的地の牧草地まで無事にたどり着くまで、車はゆっくりと並走します。

2時間半ほど車を走らせたところで、川岸に車を止めます。

着いたのはキナバタンガン川の船着き場。

キナバタンガン川の沿岸にはいくつかのリゾートが点在し、ロッジを拠点に野生動物探索を楽しむことができます。

 

リゾートに到着

しばらく川を進むと、リゾートの看板が見えてきました。

ロッジが20棟ほど並んでいます。日本のキャンプ場のような雰囲気。

リゾートというにはかなり簡素な宿泊施設です。

エアコン、シャワーがついていますが、なんと昼間はエアコンが切れます。

一番暑い時間にエアコンが切れるのは中々大変です。

私たちは2泊3日滞在したので、2日目の日中は周辺の観光に出かけることにしました。

リゾート滞在中は、朝・晩にリバークルーズがあり、それ以外の時間は各自のんびり過ごします。

リゾート滞在中の食事は、敷地内のレストランでいただきます。

炒め物や揚げ物など、日替わりの料理をセルフでお皿にとりわけるビュッフェ形式でした。

とても暑いのに、ビールはちっとも冷えてないのはちょっと残念です。

 

滞在中、メインのアクティビティは「リバークルーズ」

リバークルーズはこんな風に、10人くらいが一つのボートに乗り込みます。

滞在中、朝晩と合計4回のリバークルーズは、ずっと同じガイドさんが案内をしてくれました。

ガイドさんは、動物を見つけるのがとても上手。

私たちが気づく前にいつも先に動物を見つけては、あそこにあれがいるよ、と教えてくれます。

日本では珍しい、オオワシ、ハクトウワシなどの猛禽類も、このあたりではたくさん見かけることができます。

カワセミ。

鮮やかなブルー×オレンジが印象的な、小さいけどとても華やかな鳥です。

テナガザルやテングザルは何度も見かけました。

カワウソの親子。猛スピードで川沿いの陸地を移動していました。

川はとても穏やかで、波はほとんど無いので、ボートの揺れはあまり気になりませんでした。

珍しい動物をゲストにいかに見せられるかはガイドの腕の見せ所。

ガイドさん同士、無線で連絡を取りながら、その日のベストスポットに案内してくれます。

2日目の夕方のクルーズ中、無線で何やら仲間と話をしていたガイドさんが、急いでボートの進行方向を変えてある方向にむかっていきました。

次第に、いくつものボートが集まってきます。

何か大物がいる予感・・・

ガイドさんが指をさす先を見ると植物がわさわさと音をたて、その向こうにはなんと…!

ゾウです。ゾウの群れがいます。

この日の朝のクルーズでも、ゾウの足跡は何度か見つけていましたが、

野生動物が多数生息するこのあたりでも、ゾウに遭遇できる確率はあまり高くないとのこと。

野生のゾウの群れに出会えるなんて・・・素晴らしくツイてます!

ただ、日中はしゃぎまわっていた次男は、残念なことにクルーズ中に眠ってしまい、ゾウを見逃してしまいました。

わずか4回のクルーズで、ゾウが見られただけでも十分にラッキーなのですが、

出発日の朝にでかけた最後のクルーズで、もう一つ素敵な出会いがありました。

オランウータンの親子です!

リゾートに来る途中、セピロクのオランウータンリハビリテーションセンターで数頭のオラウータンを見ましたが、

こちらは正真正銘、野生のオランウータンです!

マレー語で「森の人」を意味するオランウータン。

インドネシアのスマトラ島とボルネオ島の狭い地域のみに生息しています。

森林の破壊やペット用としての乱獲によりその数は近年激減しているそうです。

お母さんの背中にぴったりとしがみついた赤ちゃんオランウータンがものすごくかわいいです。

お母さんオランウータンは私たちの存在に気づきながらも、まったく気にすることなくマイペースで木の実を食べ続けています。

この後、おなかがいっぱいになったのか、赤ちゃんと一緒に森の奥へと帰っていきました。

ボルネオ島は、キナバル山やグヌン・ムル国立公園など、ビッグスケールの観光地がたくさんありますが、子連れでも無理なく安全に参加できるという点ではリバークルーズが一押しです。

日本での日常とは大きくかけ離れた2泊3日のスカウ滞在は、私たち家族にとって人生最大の冒険でした。

リアルジャングルクルーズの「何が出てくるかわからないドキドキ」と、「動物を見つけた時の興奮」は遊園地のそれとはくらべものになりません。

コタキナバルからは少し離れますし、移動もちょっと大変ではありますが、せっかくボルネオに行くのであれば、ジャングルまで足を伸ばしてみませんか?

 

ボルネオ島ツアーはここで予約しました。

 

→ボルネオ専門の旅行会社、ジスコ・ボルネオ旅行社

航空券、スカウでの宿泊手配、島内の車の手配をしていただきました。

日程、滞在日などこちらの希望通りにツアーを組んでくれるので、ほとんど自由旅行の感覚で参加できました。

ご訪問ありがとうございました。よい旅を!

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