旅行先で自炊してみたら、意外と楽しかった話
「旅先で料理?面倒だし、せっかくの非日常が台無しじゃない?」
昔の私はそう思っていました。旅行の自炊といえば、節約のために仕方なくやるもの。料理や後片付けまでしなきゃいけないなんて、むしろ負担に感じていたのです。
でも、この夏のスイス旅行でそのイメージが一変しました。
スイス外食の現実
「3万円払ってこれかぁ……」
物価が高いスイスでの外食は、値段に対して満足感がいまひとつ。もちろん美味しいものもあるけれど、毎食この調子では財布が持ちません。
そこで活躍したのが、滞在先に選んだアパートメントホテル。キッチンがついているので、外食と自炊を自由に切り替えられます。結果的に、この「自炊時間」が旅の楽しみのひとつになりました。
海外旅行の自炊は、まるでキャンプ飯
私が感じたのは、海外での自炊はキャンプ飯とすごく似ているということ。
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現地のスーパーで食材探し
日本より高いものもあれば、意外と安いものもある。高コスパ食材を探すのが宝探しのようでワクワクします。 -
限られた調理器具で工夫
電子レンジやフライパンがなかったり、その代わりにチーズフォンデュ鍋が置いてあったり。ないものを嘆くより「あるものでどうするか」を考えるのが面白い。 -
日本から少しだけ持ち込み
パックご飯や鮭雑炊のもと、インスタントカレー飯を持参。これがまた現地の食材と組み合わせてちょうどいいアクセントになりました。
実際に作ったメニュー
1日目
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ショートパスタのジェノベーゼ
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トマトとブッラータチーズ(日本より安くて驚き!)
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サラミ盛り合わせ
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スパークリングワイン

2日目
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チーズフォンデュ(チーズミックス+白ワイン+にんにく)
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パン、ジャガイモ、ズッキーニ、ペコロス、豚肉を具材に
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シャルドネ

6日目
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チーズリゾット(グヤーシュスープ缶を活用)
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ソーセージとチーズのソテー
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サラダ(スーパーで購入)
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ビール

7日目
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鮭雑炊(日本から持参+卵を追加)
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ソーセージのベーコン巻き
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サラダ(スーパーで購入)
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ブラックベリー
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スパークリングワイン

食材探しは小さな文化体験
1回あたり5,000円ほどで、家族全員お腹いっぱい。しかも発見だらけ。
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生肉は高いけど、加工肉は安い(日本と逆!)
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チーズは種類豊富で安い。見たことのないものだらけ
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ベリー類はどれを食べても驚くほど美味しい
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柑橘ジュースはストレートなのに値段が手ごろ
買い物そのものが旅のアクティビティになっていました。
まとめ:自炊は節約以上の価値がある
物価の高い国を旅するとき、自炊は「お金を浮かせるため」だけじゃなく「その土地を味わうエンターテイメント」にもなります。
外食と自炊をメリハリつけて楽しむことで、旅はぐっと立体的に。
スイスでの自炊は、キャンプのように自由で、想像以上に楽しい体験でした。
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