旅の大きな楽しみといえばやっぱりグルメ!
日本ではあまり馴染みのないモロッコ料理ですが、意外にも日本人の口に合う味付けです。
たっぷりのスパイスが使われていますが、あまり辛い料理はないので辛いものが苦手な我が家の子供たちも喜んで食べていました。
脂の少ない肉と野菜を組み合わせた料理が多く、とてもヘルシーなので、旅行中にありがちな「お腹の調子が・・・」なんてこともなく、毎日美味しく食べる事ができました。
この記事では、モロッコの名物料理について、実際に食べた子供たちの感想も一緒に紹介します。
モロッコといえば!タジン。種類が多くどれも美味。
特徴的な三角錐型の蓋がついた、陶器製のお鍋で出されるタジン料理。
日本でも一時期ブームになったので、お家にタジン鍋があるという方もいらっしゃるかもしれません。
この独特な蓋によってわずかな水分で蒸し焼きにする事ができるようです。
水が貴重な砂漠地方ならではの調理器具ですよね。
お昼と夜は毎日どこでもタジン料理が出されたので、毎日食べていましたが、具のバリエーションが多い上にお店ごとに味付けも違うので、飽きるという事がありませんでした。
チキン、オリーブ、レモンの組み合わせはどうやら定番のようで、何度かいただきました。
これはマラケシュのリヤドで夕食に出されたものですが、この旅行中に食べたタジン料理で一番美味しかった!
ミートボールのトマト煮込み。真ん中に卵が落とされています。これも定番。
卵はしっかり火が通っていて、鍋底に焦げ付くほど・・・
卵がないものもありました。スパイスがふんだんに使われていて香りがものすごく良いです。辛くはありません。子供たちにも大好評。
プルーン入り。肉は羊だったかな・・・?
これは洋梨と栗入り!柔らか〜く煮えた梨が意外と合う!
フェスのリヤドで出されたものですが、かなり珍しいんじゃないかと思います。
これもちょっと珍しい、サツマイモ入り。
チキン、ポテト、たっぷりのオリーブ。
お肉はちょっとパサパサするけど、下にたまった汁を絡めながら食べると美味しい。
モロッコの名物、「クスクス」もタジンで出されます。
これはマラケシュのカフェで食べた「野菜のクスクス」。
子供に大人気、モロッコ風串焼き料理「プロシュット」
モロッコ料理のレストランでは、タジンとこの串焼き料理は大抵どこでもありました。
ドライバーさんが「子供におすすめだよ」教えてくれたので注文してみましたが、串に刺されているので子供たちも食べやすかったようです。
肉の種類はチキン、羊、牛。脂の少ない肉なので日本で食べる焼き鳥に比べるとちょっとパサっとした感じ。
金串に刺さってくるものもありました。
割とよく、付け合わせに茹でたごはんがついてくるのですが・・・
そう、茹でただけで味がついていないお米は正直あまり美味しくなかったです。
串に刺さっていないものもありました。スパイスやハーブをたくさん使うので、お肉の臭みも気になりません。
そしてここでもびっくりするほどたくさんのご飯が添えられてますが・・・ごめんなさい、食べきれませんでした。
モロッコでは、あれもこれも「サラダ」です
カラフルな野菜がたくさん盛り付けられたいかにもモロッコらしい一皿。
レストランやリヤドでの食事は、サラダ and / or スープ、メイン、デザートという順番で出てきます。
「サラダ」と一言で言ってもその範囲がかなり幅広くてびっくりしました。
「野菜がメインの前菜」を全て指しているのかな、という印象。
小皿にそれぞれ盛られて出てくるお店も。ピーマンやナスなどを煮込んだものも「サラダ」として出てきます。
海外旅行での生野菜は衛生面が気になるところですが、今回は屋台や街中の食堂などは利用しなかったので、比較的安心して食べる事ができました。
心配な方は、火が通ったものも多いのでそちらをいただくと良さそうです。
何を食べても美味しかったマラケシュのリヤドはサラダもすごく凝っていました。
1日目に出てきたのは、カリフラワー、空豆。
2日目はナスとニンジン、葉野菜。
海外旅行中は野菜不足になりがちですが、モロッコはどこに行ってもたっぷりの野菜が食べられるのでとても良かったです。
モロッコの朝ごはん
モロッコの朝ごはんははっきりとした「定番」があり、メニューもシンプル。
パン、オレンジジュース、ジャム、チーズ、ヨーグルトなど。そして食後
乳製品は、Kiriなど日本でもよく見かけるヨーロッパからの輸入品が多かったです。
卵料理が出されることも。
果物が出てくるところは少ないかったです。ジャムはどこも絶品でした。自分で作るジャムのように、フルーティーで甘さも程良くて。宿のオーナーの手作りなのかなぁ?
朝ごはんの定番はモロッコのクレープ、ムスンメン。
パイ生地のように層になっていて、表面はパリッと焼かれています。
これにジャムやチーズ、蜂蜜などをつけて食べます。美味しかったな〜
モロッコのお茶
モロッコではお砂糖たっぷりのミントティーが定番です。
クッキーなどの甘いお菓子と一緒に、出される事が多かったです。
こんな感じで高いところから注いで、楽しませてくれます。
甘くないお茶が当たり前の日本人にとっては、慣れるまで不思議な味に感じるかもしれません。紅茶やハーブティーにお砂糖を入れて飲む人は美味しいと感じるはず。
モロッコ料理 子供はちゃんと食べられる?
子どもと一緒に海外に行く際、その国の食べ物がちゃんと食べられるかどうかは大きな問題ですよね。
実際に9日間モロッコで過ごし、毎日いろんなモロッコ料理を食べましたが、モロッコ料理は多くの日本人にとって馴染みやすい味だと思います。
(白ごはんがないと、っていう純日本人にはちょっと辛いと思いますが、これは欧米どこに行っても似たり寄ったりですよね)
これまで、子どもと一緒に10カ国以上を旅してきましたが、モロッコ料理は子どもたちもとても気に入ってよく食べていました。
途中でお腹の調子を崩すようなこともなくてよかったです。
子ども連れでモロッコに行くときに子どもの食べ物のことはとても気になると思いますが、あまり心配する必要はありません。