モロッコで人気の観光地、サハラ砂漠。
砂漠のテントに1泊するツアーが大人気ですが、今回、偶然にも大晦日に宿泊することになり、ニューイヤーパーティーに参加する事ができたので、その様子をご紹介します。
砂漠でのニューイヤーパーティー
今回のモロッコ旅のハイライトのひとつが砂漠でのニューイヤーパーティー!
サハラ砂漠で年越しを迎えるなんて・・・すごくドラマチックです!
正月を盛大にお祝いする日本とは異なり、モロッコのお正月はとてもあっさりしています。学校や仕事も、休みは元日だけだそう。それでも、大晦日のディナーは新年を迎えるためのとても華やかなパーティーでした。
でも、この日程は実は偶然なんです。8泊9日という限られた日程でモロッコをほぼ一周するというかなりハードなものでした。地図で見ると小さく見えるモロッコですが、国土面積は日本の約1.2倍と実は結構広いのです。カサブランカから入国し、シャウエン、フェズ、メルズーガ、マラケシュと移動する距離は、日本縦断と変わらないほど。なので、ほとんど調整の余地はなく、本当にたまたま、サハラ砂漠でのキャンプの日が大晦日になったのです。
パーティーの始まりは意外と遅い。小さな子供にはちょっと辛いかも。
モロッコは、基本的に朝も夜もゆっくりです。
朝ごはんは8時でも「早すぎる、もう少し後じゃダメ?」と言われることが多かったし、12時になってもランチメニューは食べられないお店も結構あったし(13時〜とか)、夕食も20時くらいからが普通って感じ。
そして、20時から、と言われても、20時にご飯が食べられるわけではなく、20時になってようやく準備が始まるといったこともしょっちゅうです。
今回も、夜はパーティだから20時にレストランのテントに来てね!と言われて時間通りに行ったものの、まだようやくぼちぼち人が集まり始めた頃でした。
スタッフの皆さんも少しずつお皿を並べたりしている状態で、料理が出てくる気配はまだまだありません。
普段、21時には就寝する我が家の子供たち。
昼間、砂漠を駆けずり回って体力を使い果たしたこともあってか、20時にはもう眠たくなり・・・三男は料理が出てくるのを待たずに爆睡してしまいました。上の二人はなんとか夕食を食べましたが、二人ともめちゃくちゃ眠そうでした。
そんな状態だったため、あまりパーティーの写真が撮れていないんですが・・・
ニューイヤーパーティーの料理はビュッフェ。控えめに言ってめちゃくちゃ美味しい!
お料理はビュッフェスタイル。真ん中の大きなテーブルにずらーっと並べられます。
タジンもいろんな種類が!
これだけたくさんのお料理を砂漠の真ん中で準備するって、めっちゃくちゃ大変だと思います。
こちらのお料理がとにかくどれも美味しかった!
モロッコで食べた料理の中でも、1、2を争うおいしさでした。
私のお気に入りは寸胴鍋に入っているお豆のスープ。ちょっぴりスパイシーで、でも優しい味で・・・。複雑な味で何が入っているのか全然わからないんですが、素材の味が引き出されとにかく美味しい。冷えた体が温まります。
途中で、羊?の丸焼き?が焼き上がり、切り分けてくれました。
丸焼きってすごいですよね。きっと、モロッコでもすごいご馳走なんだろうなぁ。
みんなお腹いっぱいになった頃、踊りと打楽器のショーが始まりました。
他の方の口コミを見ると、これは大晦日じゃない時も見られるみたいです。
そして最後にチョコレートとスパークリングワインが振る舞われました。
年が変わる前から、ハッピーニューイヤー!と、みんなで乾杯します。
スペインのCAVA。モロッコで、モロッコ産以外のワインが出てきたのは初めてです。
(イスラム教はお酒がダメというイメージでしたが、今回泊まったところはどこも地元産のワインやビールは置かれていました)
食事が終わった後は、焚火の周りに集まって会話を楽しんだり、持ち込んだビールを飲んだりしているグループもありましたが、我が家の子供たちは既に全員爆睡していましたので、テントに戻って休むことにしました。
明かりは小さなキャンドルだけ。雲ひとつない空に無数の星が広がっていました。
テントの中はフリースにダウンを重ね、レギンス2枚ばきにしても寒いくらいの気温ですが、驚くほど軽くて暖かい毛布のおかげで、夜もぐっすり眠ることができました。
砂漠のラグジュアリー宿、Sahara Stars Camp についてはこちら
サハラ砂漠でのラクダ乗り体験についてまとめています